久しぶりすぎて、どこまでいったか忘れていたヨガ哲学について私なりに考えるこのシリーズ、お付き合いいただけたらと思います。
これは、正解はなく、そのことを自分に当てはめるプロセスが大切だと学びました。
ヨガ哲学の内容について、私なりにご紹介しております。
(ヨガスートラについては、こちら。https://www.en-yoga-2018.com/2019/01/08/honest/)
(ヨガの8支則については、こちら。https://www.en-yoga-2018.com/2019/01/09/ashtanga/)
(1つ目、非暴力アヒムサーについては、こちら。https://www.en-yoga-2018.com/2019/01/12/ahimsa/)
(2つ目、正直サティヤについては、こちら。https://www.en-yoga-2018.com/2019/01/19/satya/)
(3つ目、不盗アスティヤについては、こちら。https://www.en-yoga-2018.com/2019/02/02/asteya/)
4つ目、不過度/禁欲(ブラフマチャリヤ)について。
ヨガの考え方を述べているヨーガ・スートラでは(いろんな文献がありますがヨーガ・スートラを題材にしています)、ヤマ(してはいけないこと)の4つ目に不過度/禁欲について述べています。
2-38 禁欲を確立したならば、活力が得られる。
とヨーガ・スートラに書かれています。
純粋性を保ち、何事も「やり過ぎない」という教えですが、
いくつかの解説書を読みましたが、だいたいの文献が性欲について書いてありました。
聖仙ヴァシシュタは、
「世帯をもつ者の禁欲とは法律上のパートナーとのみ性的関係をもつことを意味する」
と説明しています(「現代人のためのヨーガ・スートラ」グレゴール・メーレより)。
人間は、一度癖になるとついついやり過ぎてしまいがちです。
食欲にしろ、睡眠欲にしろ、性欲にしろ、食べれば食べる程食べたくなるし、たくさん寝た日の方が眠くなるし・・・。
性欲は、人間が子孫を残すために私たちにインプットされた欲です。
以前、ヨガのwsで学んだのですが、私たちは欲望があるから生まれてきた。
その欲がなくなったら、生命が維持できないと。
たしかに、食欲がなくなったら餓死してしまうし、寝ないと死にます。
その中でも、性欲は悟りに向かうのとは逆の方向にエネルギーが使われ、またエネルギーが消耗するので、
悟りへの道の妨げになり、また健康にも影響がでると述べられています。
(「ヤマ・二ヤマ」相川圭子)
中庸という言葉があります。
これが、一番しっくりくるのかなと私は考えます。
私は、食べるのが大好きで食いしん坊です。
でも、食べすぎるとヨガのアーサナはとりづらくなるし、身体は重くてフットワークが重くなります。
寝すぎると頭が痛くなります。夜も眠れなくなります。
性欲も否定するのではなく、パートナーとのスキンシップとして考えればいいのかなと思います。
なので、何事もほどほどにするように心がけています。
写真は、大村市にあるbamboo cafeのジェラート。美味しいけれど、ほどほどに。