ダラムシャラってこんな所

アシュラムでの実践を終え、デリーに一旦戻りまた列車で4時間と車で2時間かけてダラムシャラヘ向かいました。
 ここは、北インドにある標高1400メートル、チベット亡命政府がある所です。

ここへの訪問は本当に奇跡のような素子先生のご縁にあやかったものでした。
カイヴァリヤダーマで私が学んでいる斉藤素子先生が滞在されていた時に、チベット人の解放に尽力されているガウラヴ(Gaurav)さんとご縁があり、
日本人グループを案内していただけるという企画が立ち上がりました。


 私も今回のリトリートがあるまでチベットのことについて全然知らず、ブラッドピット主演の「SEVEN YEARS  IN  TIBET」を観たくらいの知識しかありませんでした。
なので、ここからは、ゆっくりと丁寧に書いていきたいと思います。
お付き合い頂けたら嬉しいです🙏

1950年に毛沢東率いる中国共産党が人民解放軍を送り込んできたことから始まります。
それまでチベットは仏教を信じ、独自の文化を持って暮らしていました。

中国は、当初チベットの文化や独自性を守るという約束をしたもののすぐに破棄をし、1959年に首都ラサを制圧しました。
ダライラマ14世はその時に8万人のチベット人と共にインドへ亡命し、インドはそれを受け入れました。

ダライラマ14世が去った後のチベットは文化を破壊され、殺戮が行われました。
そのような状況の下でも、ダライラマ14世は「中国人を恨んではいけない」、
「あなたたちの敵は漢人(中国人)ではない、自らの心の中にある怒りである」とチベット人に仏教徒としてのあり方を説き、
武力による抵抗運動を許しませんでした。

その一方で、中国にはチベット問題を解決するための対話を求め、先進各国首脳に対しては理解と協力を求める活動を休みなくされています。
1989年にダライラマ14世はノーベル平和賞を受賞しています。

ダラムシャラには、チベットの伝統文化を守るための活動がされています。
自分たちの国を失うこと、文化が破壊されること、同胞が傷つけられている現実、どれも見ていて辛いものでした。

写真は、ヒマラヤの山頂の景色、ホテルでのダライラマ14世の写真、寺院の様子。

続く・・・